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別冊FLYERS-web オススメ絵本

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vol.9『まおちゃんのうまれたひ』『赤ちゃんのはなし』

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『まおちゃんのうまれたひ』 
のら書店、2003年刊  神沢利子さく、加藤チャコえ

人が生きてるだけですごいんだってことを、
日々のざわざわですぐに忘れそうになりませんか。

私のおなかには今赤ちゃんがいて、それからというもの、
幸せであると同時に、はらはらしながら命を守る身として、
しみじみ命というものを想うようになりました。
 
そこらの悪ガキを見ても、よく無事に生まれてきたなぁ…
感じの悪いおじさんがいても、何十年も生きてきたんだなぁと
拍手したい気持ちになります。
 
おなかの子がちゃんと育っているかな、大丈夫かなと
不安の方が大きかった初期に、この絵本を見てやすらかな
気持ちになりました。
 


「まおちゃんうまれておめでとう」という神沢さんのストレートで
飾り気のない言葉は、本質をついたすばらしい響きを持っています。
空には虹がうかび、春の新しい風が吹いて、木々や海、
動物たち、みんなが祝福してくれる誕生の瞬間。

そうだそうだ、世界はこんなにもやわらかい。
生まれるってこんなにもおめでたいことだったんだ!と改めて
思える輝きに満ちた絵本です。
加藤さんのみずみずしい絵が光にあふれています。
 
 
さて、赤ちゃんに関するおすすめ絵本をもう一冊。
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エッツの『赤ちゃんのはなし』福音館書店
こちらは観念ではなく、リアルに赤ちゃんの様子を知らせてくれます。
 
受精してから赤ちゃんがこの世に出てくるまでの子宮の中の様子を、
エッツの優しいタッチで描きます。
8週だと中はこんな感じ、15週だとこんな風。
科学的な言葉を添えて、お母さんのおなかの中で何が起こっているのか
わかりやすく見せてくれるので、
お父さんになる人や上の子たちへの説明にも役立つことでしょう。
私の夫も、まだ外からの変化がわかりにくかった初期の頃、
この絵本を何度も開いて、イメージを共有してくれました。
 
どちらも、妊婦さんだけでなく、子どもたちと生まれてきたときのことを
話すのにぴったりな絵本です。あなたが生まれてきたときも
こんな風だったよ、と一緒に読んでみてはいかがでしょう。
全ての人へ、みんな、生まれておめでとう!
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by flyers-ehon | 2009-05-29 16:29 | オススメ絵本
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